装備品

Murasame Blade
『南総里見八犬伝』に登場する架空の刀で『村雨』または『村雨丸』と呼ばれる。
殺気をもって抜き放てば水気が発せられ、刀身に血糊も付かないと言う。霧、雨、水を司る伝説の刀。
「抜けば玉散る氷の刃」の名文句を生んだ。

Vorpal Weapon
『鏡の国のアリス』中の詞、『ジャバウォッキー』で、主人公の少年が魔獣ジャバウォックを
討ち取ったとされる剣がVorpal Swordであった。
「vorpal」と言う単語は、作者のルイス・キャロルによる造語で、辞書には載っていない。
意味は訳者によって様々な解釈がなされているが、大抵は「鋭い」と言うような意味合いで
捉えられているようである。


モンスター

Anubis
エジプトの神で、彼岸の世界への門を開き、死者をオシリスの裁きの間へと導く役目を持つ。
生みの母ネフティスに捨てられてしまうが、オシリスの妻であるイシスに拾われ育てられた。
黒いジャッカル或いはイヌの頭を乗せた黒っぽい皮膚の男、或いは単純に犬の姿で表される。

Amphisbaena
ギリシャ神話に登場する蛇、アンフィスバエナ。
名前は「両方向に進める」を意味するギリシア語に由来している。

Ares
ギリシャ神話に登場する軍神。ゼウスとヘラの息子。

Asmodelis
Asmodeus(アスモデウス)の綴り違いであると思われる。
悪魔王ルシファーの副官でソロモン72将の一人。3つの頭を持ち、それぞれ牝牛、人間、牝羊に似ている。
尾は蛇、足はガチョウで、炎のような息を吐く。竜にまたがり、手には軍旗を槍を持つ。
人間が丁寧に頼みさえすれば色々な秘術を教えてくれ、問われたことに何でも答えてくれる。
特に幾何学、算術、天文学、力学について詳しいとされた。

Boiardo
イタリアの作家Matteo Maria Boiardo(マッテオ・マリア・ボイアルド)

BOOBRIE
イギリス神話に登場する、スコットランドのアガイルシャーの湖に棲む巨大な妖鳥。
羊でも牛でも丸呑みにしてしまう。

Borges
アルゼンチンの小説家Jorge Luis Borges(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)

Buzzati
イタリアの作家Dino Buzzati(ディーノ・ブッツァーティ)

CAMAZOTZ
マヤ神話における殺戮神でありコウモリの神。カマソツ。
地下世界「シバルバ(Xibalba)」の第一階層「ソツィハ(Zotziha)」の主。

Charon
ギリシア神話に登場する、冥府の河アケローンの渡し守。

Cokatorice
Cockatriceの綴り違いであると思われる。
ギリシャ神話に登場する、とさかを持つトカゲ。バジリスクに同じとも言われる。

Coliati
Couatl(コアトル:蛇の意)の綴り間違いであると思われる。

CZ-812CE
1985年にSHARPより発売されたX1F Model20というコンピュータの型番。

DAEMON
キリスト教における悪魔の総称であり、人と神に害を成すものを指す。
特別な呪文、図形などによって人間のエゴをかなえる様々な目的のために呼び出されるが、
多く召喚者の命や寿命のような代償を必要とする。

Doppelganger
ドッペルゲンガーはドイツ語で、生きている人間の霊的な生き写しを意味する。
「doppel」は英語の「double」に相当する。

Goblin
フランスやイギリスで、洞窟や鉱山の地下に棲むとされる妖精の一種。
人間の姿だが、大人でも身長30cmくらいで顔は醜い。

Golem
golemとはヘブライ語で「形をなさぬもの」の意。

Griffon
汎ヨーロッパ的に民間伝承や伝説に登場する聖獣。頭と上半身がワシ、下半身がライオンの姿をしている。
グリフォンという名前には「つかむ」と言う意味があり、元々はギリシア語の「グリュプス(Gryps)」
ないしラテン語の「グリフス(Gryphus)」からきている。

Guin
アメリカのSF作家Ursula K. Le Guin(アーシュラ・K・ル=グウィン)

Harpy
ギリシャ神話に登場する女面鳥身の魔獣。
ハーピーとはギリシア語で「かすめとる者」を意味する。

Hob Goblin
ヨーロッパの民間伝承において登場する妖精。またの名を「パック」、或いは「ロビン・グッドフェロー」という。
下半身が山羊、上半身が人間の格好で、角が生えているが、大きくとも体長は1m程である。
家の守護霊とされており、ミルク一杯の報酬で馬を洗ったり、粉を引いたりと家事の手伝いをしてくれるが、
その報酬を忘れると、その家を出て行ったり、アザが出来るほどつねられるといわれる。

Hydra
ギリシャ神話に登場する、レルネ湖に棲息する巨大な九頭蛇。
頭を一つ失ってもさらに二つの首が生えて来る。
実在するヒドラは刺胞動物門ヒドロ虫綱ヒドロ虫目に属する生物で、クラゲやイソギンチャクの仲間。

Isis
エジプト神話を代表する大女神で、死者の守護者にして魔術の統括者。全ての神々の名を知り、
その運命を支配するとも言われる。魔術と知略に長けた神であるとともに、夫に忠誠を尽くし
子を慈しむ理想的な女性の姿を司る神でもある。イシスはギリシャ名。

Itzamuna
マヤの神話に登場する至高神。天界および昼夜の支配者、完全なる善意の存在であり、
いかなる破壊や災害にも関係しない。太陽、昼夜、雨季乾季、穀物、学芸、文化の神として
信仰された。月の女神イシュチェルが妻。

Ixchel
マヤ神話に登場する洪水と豪雨を司る女神で、天界の支配者イツァム・ナーの老いたる妻。
善良な夫に対し、彼女は悪意の神だった。名前は「虹の貴婦人」を意味する。

Karttikeya
6つの頭と12本の腕を持つ、インド神話に登場する軍神。
名は「すばる星団と関係を持つ者」を意味し、仏教では韋駄天と呼ばれる。

Kraken
ノルウェーに伝わる巨大な極北の海の怪物。クラーケンはスカンジナビア語の
「極地(krake)の者」に由来。大型のタコ・イカを見誤ったことに発する伝承であると言う説も。

Lilith
ユダヤ教、キリスト教における女悪魔。サタンの正妻でまたサタンに次ぐ第二位の地位を持っているとされる。
妖艶な美女の姿で男を邪悪に陥れる悪魔であるとともに、また幼児の命を奪うともされる。

Medusa
ギリシャ神話に登場するゴルゴン三姉妹の三女。姉妹の中でただ一人不死ではなく、
ペルセウスに討たれる。

Naga
インドにおける蛇神族。ナーガとはそのまま「蛇」を意味し、蛇の神霊として扱われる。
彼らナーガの中でも特に有力なものをナーガラージャという。

NEREID
ギリシャ神話に登場する海の精霊。ネレウスとドリスの娘たち50名の総称をネレイデスと呼ぶ。

Orc
『指輪物語』の作者『トールキン』が創造した種族。
一般に日光を苦手とするが、屈強で粗暴な体躯と強力な繁殖力を持つ。

Orche Jery
「jery」は「jelly」の綴り違いであると思われる。
オーカージェリーは「黄土色のゼリー」の意。

Peluton
南ヨーロッパでアトランティス大陸に住んでいたとされる怪鳥。
鳥の胴体と翼、鹿の頭と脚を持つ。大きさは人間大。自分自身の影を持たず、光を受けると人間の形の影ができる。
一人の人間を殺し、その血に自分の体を浸すと自分自身の本来の影を取り戻すことが出来るため、人間を殺そうと狙っている。

RAIDEN
1767年生まれ信州出身、四股名は雷電。29歳で大関に昇進し、45歳の引退に至るまで
大関を保持した。生涯の相撲成績は、254勝10敗、引き分け他21。勝率が96.2%、連続優勝7回。
強すぎるため「張り手」「鉄砲」「閂」が禁じ手とされたと言う逸話も。

Salamander
錬金術師パラケルススの考えた四大精霊のひとつであり、地水火風のうち「火」の属性を司る。
炎の中で自在に動き回ることができる反面、火から離れて存在し続けることができない。
もともと「山椒魚」を意味するラテン語サラマンドラから来ており、山椒魚は火の中に投じられても
表面のぬめりによりなかなか燃えないことから、炎を食べる生き物とされたと言われる。

Sir Gawaine
アーサー王伝説に登場する極めて優れた円卓の騎士。

Spriggan
イギリスのコーンウォール地方に棲む妖精の一種。老人の姿をしており、古代の巨人達が作った
環状列石や地下に埋もれた財宝などを守っているといわれる。

Sylph
錬金術師パラケルススの考えた風の精霊。美しい娘の姿で知られる。

Will-O-Wisp
イギリスの伝説に登場する、夜の湖や沼、墓地に現れる光の玉。
青白い光を放つものもあれば、火の玉だったりと形状は様々だが光輝く球状の物。
人の前に現れ、道に迷わせたり、沼へ引き込んだりする危険な存在。
日本では「人魂」「鬼火」で知られる。

Yariyka
ツツイカ目ジンドウイカ科ヤリイカ。高級食材として位置付けされる。

Zschokke
ドイツの作家Matthias Zschokke(マティアス・チョッケ)


その他

Klepsydra(ギリシャ名「ΚΛΕΨΥΔΡΑ」)
ギリシャのアクロポリスに湧く泉の名前で「漏り水」を意味する。
この泉に血塗られた皿を落としところ、20スタディオン離れたパレーロン港で見つかったという。
(1スタディオンは180メートル前後)

ネルガル
バビロニアにおいて「死の国の神」として畏怖され、信仰されていた神。クサという都市の守護神でもあり、
クサという地名は「死者の土地」を意味するとされる。
バビロニアの天文学においてネルガルは火星の守護神とされている。

ネボ
アッカドの神話に登場する、文字と演説の神。
「ネボ」とは「預言者(ナービー)」と結び付く。

マルドック
アッカドの神話に登場する、アモリ人時代のバビロニアの主神。
シュメールの嵐の神「エンリル」と同一視される。神々の宮廷の行政官であり、
エンリルの性質を受け継ぎ、嵐の神でもある。